その他著者:茶山警備業

-EP.12- 年末・年始における事故防止について

1.はじめに

 今年も11月中旬を過ぎて年末年始を迎える季節になりました。例年、年末を中心に、社会全体が何かと気忙しくなり、業務上、予期しない事故や不備事案等も懸念されるところです。
 以下は、この時期の各種事故を防止し、明るい年始を迎えるための指針を示すものです。

2.年末年始における留意事項等

(1)業務の適正管理

 ア 社員の年休消化等の事前調整を確実に行い、臨時警備その他業務の受注にあたってお客様からの信頼を失墜することの無いよう勤務シフトの適正管理に努める。
 イ お客様についても年末年始期間中休暇に入り不在となる会社もあると思われるので、事前確認を徹底し、文書やメール送信の授受にかかる連絡体制の確認に努める。
 ウ 引き継ぎ、申し送り、引き渡しを要する案件については報告・連絡・相談を徹底する。

(2)労働災害等の防止

 ア 警備部関係
  ・防寒具、制服及び資器材の管理の徹底。特に盗難被害の防止に配意する。
  ・臨時警備では、事前に警備計画書を良く確認し、業務内容を把握して臨場する。
  ・交通誘導を伴う現場では、配置位置の選定、交通流等周辺状況を把握して、受傷事故防止に努める。
 イ 技術部関係
  ・工事依頼文書と現状実施工事の整合性チエックを確実に実施し、適正終了を確認すること。
  ・現場では必ずヘルメットを着装すること。
  ・高さ2メートルを超える高所作業時の転落等防止措置の徹底
   作業は2名で実施し(1名は補助者)、脚立を使用する場合は、脚立を梯子状態で使用せず安全フック左右2か所確実にロックすること。及び必ず安全帯を使用すること。
  ・現場におけるお客様側からのクレームや不明な点があれば、自己判断せず上席等に報告して措置すること。

(3)交通事故の防止

 例年、帰省客等地理不案内な運転者も増加すること及び降雪・凍結路面を予測した運転も要求されることから、車間距離、速度超過、わき見運転に注意し安全運転に努める。また、飲酒運転の禁止等遵法運転を励行すること。
 

担当:茶山顧問