-EP.33- 年末年始の事故防止について
1.はじめに
令和6年も11月下旬となり、年末年始を迎える季節になりました。今年を振り返ってみますと、社会生活のなかでは、自然の猛威を知らされた一年ではなかったかと思います。
元旦に発生した能登半島地震、8月には小松市や白山市に観測史上最大の総雨量を記録する大雨、さらに9月には元旦の地震で苦境の能登地方に豪雨が追い打ちをかけ、この地震や河川の氾濫、土砂崩れ、浸水などが、県民の生命、身体、財産に甚大な被害を与えました。
なお、石川県は能登半島地震の犠牲者等を悼むため、輪島市内において来年元旦の同地震が発生した時間に合わせて「追悼式典」を開催すると発表しております。犠牲者のご冥福と被災地の早期復旧・復興をお祈りします。
さて、今回は標題のことについて共有したいと思います。
2.年末年始における事故防止上の留意事項
(1)社会的な特徴
例年、年末年始の時期は、官公庁、学校、企業等も長期休暇に入り、帰省者もあり、加えて、年末年始セールスやクリスマス関連イベント、初詣行事などが重なり、人出数が増加する傾向にあり、通常では予期しえない事件・事故や不備事案等の発生が懸念される状況となります。
(2)各種事故防止について
ア.社内業務の適正な管理
社員の休暇取得について、事前調整を確実に行うとともに、業務の受注にあたってはお客様からの信頼を失墜することのないよう配意し、勤務シフトの適正管理に努める。
イ.お客様側との事前打ち合わせの励行
お客様の年末年始期間中における休暇日を把握し、この間の急な連絡を要する案件の取り扱いについて、相互に連絡先、方法等について事前確認を徹底しておくこと。
ウ.業務用資機材の適正保管
警備服や携帯無線機、商品等の業務用資器材について、保管管理に万全を期して盗難紛失防止に努めること。
エ.社内における「報告」「連絡」「相談」の徹底
業務上の引き継ぎ、申し送り事項やお客様からのクレーム等の案件については、確実に、報告、連絡、相談を徹底し、業務に支障をきたさないようにすること。
(3)交通事故の防止について
ア.年末年始は、飲酒の機会も増える時期であるが、絶対飲酒運転はしないこと。
また、自ら摂生に努め過労運転防止にも努める。
〜遵法運転の励行〜
イ.特に、この時期の降雪、凍結路面に注意し、スリップ事故や追突事故等を防止する。
⓵安全な速度 ②車間距離 ③わき見運転 に注意。
ウ.旅行者など交通不案内者運転の車もあり、防衛運転に徹し交通事故防止に努める。
担当:茶山顧問