仕事の流儀著者:茶山

-EP.4- 二兎を追う者になりましょう!

 二兎を追うものは一兎も得ずという西洋のことわざがあります。二羽のウサギを同時に捕まえようと追いかけ、結局、一羽のウサギも捕まえることが出来なかった。意味は一つの物事に集中せずに、欲張って二つの物事を上手くやろうとすると、どちらも失敗するという警句であります。

 今回は、敢えてこの警句にとらわれない発想を提案してみたいと思います。

1. はじめに

 当社は運営の指針として
 ①次世代の警備業実施  ②エンジニア集団の育成
等を掲げています。警備部門とインターネットによるセキュリティシステムの開発提供が要求されるエンジニア部門の業務は、異なる分野の実務にあたろうかと思います。つまり、両者は二兎の関係にあたるものと認められます。皆様は、十分これを理解して日々の業務に精励しておられますので、今さら私からの感はしますがお付合い下さい。

2. 提案

 全員二兎を追いかけましょう。個人個人が目標を、一段高みに置いて、二兎以上の獲物を得る例えば、新たな技能・資格の取得や、仕事を通して自己の夢を実現すること等であります。このための平素からの自助努力や生活姿勢が大切かと思います。

3. おわりに

 「天は二物を与えず。」天は一人の人間に、いくつもの長所や才能を与えてくれないということわざですが、現在、米国野球界MLBで活躍する「大谷翔平選手」を見たとき、二兎を追う、挑戦することが大切であるとの思いは強くあります。
 大谷選手は、投手や打者、走塁でも、抜群のパフォーマンスで、二刀流、三刀流の活躍です。そして天性ともいえる明朗な性格とあいまって、全米だけでなく、日本国内でも、性別、世代間の枠を超えて、高い評価と多数のフアンを獲得しています。
 翻って、毎日の当社の業務も多種多様ですが、全社員が、今以上の実力を身に着けて、質の高いサービスを提供すれば、より多くのお客様の笑顔が獲得できるでしょう。
 そのことが、同時に安全で安心な社会つくりに繋がるものと確信しております。

担当:茶山顧問