-EP.8- 社内のリーダーについて
1. はじめに
今回は、職場内で業務推進の中心を担うリーダーの役割等について触れて見たいと思います。
2. リーダーについて
(1)リーダーの意味
「リーダー」とは指導者、や統率者、先導者という意味であり、チームの目標達成や、課題解決に向けてメンバーを束ねていく人を指します。
人が二人以上集まれば組織ができます。組織には必然的にリーダーが求められます。しかし集団の目標や規模が異なるとその任務や役割は一括りにできません。従って、当社内の部門のリーダーを想定して述べたいと思います。
当社では社員の平素の勤務状況、リーダーシップ等により適任者を選考の上任命しています。限られた人にしかその職に就けないということでは無いと思っております。リーダーとしての資質は、先天的に持ちあわせている人も一部にはあると思いますが、多くの方は、後天的な本人の努力や周囲の協力等の要素があって育まれ身に就けるものと思います。
現在は、自分の名刺に「リーダー」の肩書が無い人も、業務の場面場面ではリーダーとしての役割を求められることも多々あることからお付き合いください。
(2)求められるリーダーとしての役割
ア 業務目標達成に真摯であれ。(目標の正しい理解と法令順守。)
イ 意思の軸がぶれない。(周囲の意見にばかり気を取られた優柔不断な判断はチームの士気低下につながる。)
ウ 人の弱点よりも優れた長所を見るのが上手であれ。
エ 行動力(目標達成に向けて、率先垂範する行動力が、相互の信頼感を生む。)
オ 視野の広さ(メンバー個々の、業務進捗状況を把握しながら全体の業務向上に繋げる。)
3. おわりに
“「一頭の狼に率いられる羊の群れ」は、「一頭の羊に率いられる狼の群れ」よりも強い。”
このフレーズは、かつて、私が受けた教育のなかで、某上司がリーダー像として説かれた際の言葉であります。因みに、狼は現在の飼い犬の先祖と言われており、古来、日本ではその生態系の中に実行力、先見性、責任感等の兼備を認め、尊敬の対象としており、地方では神格化し、神社に大神(オオカミ)様として祀っている所もあるくらいでありますし、その強さからウルフ(狼)と呼ばれた元横綱千代の富士関もいました。
担当:茶山顧問